Audio-Technica
Audio-Technica ATH-M40x レビュー
1万円台で選びやすい、音のくせが少ないモニターヘッドホン

Audio-Technica ATH-M40x レビュー総評
オーディオテクニカのモニターヘッドホンです。人気のATH-M50xより低音が控えめで、ピアノ練習では音を確認しやすいモデルです。
結論
初めてモニター系ヘッドホンを買う人に選びやすいモデルです。低音を強く盛るタイプではないので、右手と左手のバランスを確認しやすく、電子ピアノの練習に向いています。ケーブルを交換できるため、断線しても本体ごと買い替えずに済みます。
Audio-Technica ATH-M40x は電子ピアノ練習に向いているか
適合の根拠
- 有線接続に対応
- 据置型でも使いやすい長めのケーブル
- 電子ピアノでも音量を取りやすい低めのインピーダンス
- 音漏れを抑えやすい密閉型
5軸練習スコア
各軸は1〜5で、公開仕様から機械算出しています。主観的な「音が良い」評価は含めていません。
- 音の正確性
電子ピアノの音色やタッチの差をどれだけ素直に聴き取りやすいかです。強い低音・高音の味付けが少ないほど練習向きです。
- 4.0 / 5
- 長時間快適性
重さ、側圧、イヤーパッド、交換しやすさから、30分以上の練習で疲れにくいかを見ています。
- 4.7 / 5
- 遮音性
音漏れと外の音の入りにくさです。夜間練習や家族が近くにいる環境では高いほうが扱いやすいです。
- 4.8 / 5
- 実用性
電子ピアノへの挿しやすさ、ケーブル長、変換アダプタの有無、収納性など日常の使いやすさです。
- 5.0 / 5
- コスパ
価格に対して、練習で役立つ仕様がどれだけ揃っているかです。単に安いほど高いわけではありません。
- 4.7 / 5
電子ピアノ練習での判断ポイント
端子互換
3.5mm端子と6.3mm変換の両方で使いやすい構成です。
夜間練習
密閉型なので音漏れを抑えやすく、夜間練習や集合住宅向きです。
長時間練習
240gと軽めで、長時間でも首や耳への負担を抑えやすいです。 パッド交換に対応しており、長く使いやすい点も練習用途では強みです。
ケーブル運用
3mのケーブルで、据置型電子ピアノでも姿勢を崩しにくい長さです。
サウンドシグネチャー分類は独立した複数の公開ソースの一致に基づいて判定しています。当サイトでFRグラフ画像の再掲は行いません。
Audio-Technica ATH-M40x の音の傾向
軽いV字
低音と高音がやや強め。練習用として許容範囲で、日常の音楽鑑賞と兼用しやすい傾向です。
参考ソース
- Sonarworks — サウンド傾向の判定に利用
- Headphones.com — サウンド傾向の判定に利用
サウンドシグネチャー分類は独立した複数の公開ソースの一致に基づいて判定しています。当サイトでFRグラフ画像の再掲は行いません。
Audio-Technica ATH-M40x のメリット・デメリット
メリット
- 1万円台で、演奏の音を確認しやすいモニター系の音が手に入る
- ケーブルを着脱でき、1.2mと3.0mの付属ケーブルを持ち運び用と据置用で使い分けられる
- 35Ωで音量を取りやすく、安価な電子ピアノでも使いやすい
- 耳に当たる部分を90度回せるため、片耳だけ外して先生の声を聞く場面でも使いやすい
- 折りたたみ対応+収納ポーチ付きで、自宅・教室・旅先を問わず使える
デメリット
- 低音は少し厚めで、完全に平らな音ではない
- 耳まわりの締め付けがやや強めで、使い始めは硬く感じることがある
- ヘッドホン側の端子が独自のロック付き形状のため、他社の汎用3.5mmケーブルとは互換性がない場合がある
Audio-Technica ATH-M40x が向いている人
1万円台で、練習用として長く使える有線ヘッドホンを探している電子ピアノユーザー。
電子ピアノ練習での注意点
35Ωなので、カシオ CDP や ヤマハ P シリーズなど、ヘッドホン出力が強くないポータブル電子ピアノでも音量を確保しやすいです。3mケーブルを使えば、据置型電子ピアノでも椅子まわりに余裕が出ます。
Audio-Technica ATH-M40x のスペック
電子ピアノ練習では、まず端子、ケーブル長、インピーダンス、重さ、パッド素材を確認すると失敗しにくいです。
- タイプ
密閉型は音漏れを抑えやすく夜間練習向き、開放型は自然に聴こえますが周囲に音が漏れやすいです。
- 密閉型
- ドライバー口径
音を出す部品の大きさです。大きいほど低音に余裕が出やすい一方、これだけで音質は決まりません。
- 40 mm
- インピーダンス
ヘッドホンの鳴らしやすさです。電子ピアノではおおむね32〜80Ω前後が扱いやすく、250Ω級は音量が小さく感じることがあります。
- 35 Ω
- 感度
同じ音量設定でどれくらい大きく鳴るかです。数値が高いほど音量を取りやすい傾向があります。
- 98 dB
- 周波数帯域
再生できる音の範囲です。数字の広さだけで良し悪しは決まらず、練習では音の癖が少ないことを優先します。
- 15 Hz〜24000 Hz
- 重量
頭や首への負担に関わります。長時間練習では軽いほうが楽ですが、装着感やパッド素材も影響します。
- 240 g
- プラグ
電子ピアノは6.3mm端子が多いです。3.5mmのみのヘッドホンは変換アダプタが必要になる場合があります。
- 3.5mm(6.3mm変換アダプタ付属)
- ケーブル長
据置型電子ピアノでは3m前後あると余裕があります。短いと姿勢や椅子位置がケーブルに制限されます。
- 3 m
- ケーブル着脱
ケーブルを外せるかです。外せるモデルは断線時に交換しやすく、収納もしやすいです。
- 可
- 接続
有線は遅延がほぼなく練習向きです。Bluetoothは便利ですが、遅延で打鍵と音がずれることがあります。
- 有線
- イヤーパッド素材
耳に触れる部分の素材です。合成皮革は遮音しやすく、ベロアは蒸れにくい一方で音漏れしやすい傾向があります。
- 合成皮革(プロテインレザー)
- パッド交換可否
イヤーパッドを交換できるかです。汗や劣化で傷みやすいので、長く使うなら交換可のほうが安心です。
- 可
- 折りたたみ
折りたためるかです。持ち運びや収納には便利ですが、自宅据置なら優先度は高くありません。
- 可
- 携帯ケース
持ち運び用ケースの有無です。自宅練習中心なら必須ではありません。
- 付属
- 発売年
発売年です。古いモデルでも定番として継続販売されている場合は、部品供給やレビュー情報が豊富なことがあります。
- 2014
Audio-Technica ATH-M40x と比較したいヘッドホン
Beyerdynamic
DT 770 PRO 80Ω
¥22,000
やわらかいベロアパッドで耳が蒸れにくい、長時間練習向きの密閉型ヘッドホン
Sennheiser
HD 280 PRO
¥14,300
遮音性が高く、夜の練習で音漏れを抑えやすい密閉型ヘッドホン